「園のお友だちが次々と習い事を始めていて、うちもそろそろ?と焦ってしまう」
「小学校に上がるタイミングで何か始めさせたいけれど、いつから、何を選べばいいんだろう」

年長さんや新1年生のお子さんを持つと、周りの話やチラシ、フリーペーパーの情報が急に気になり始めますよね。最初にお伝えしたいのは、習い事の始めどきに「正解の年齢」はないということです。「早く始めたほうが有利」とは限らず、いちばんの始めどきは、お子さん本人の「やってみたい」が生まれたとき。周りと比べて焦る必要はまったくありません。

とはいえ、「本人のやる気を待つだけでいいの?」「入学前後ならではの注意点は?」という疑問もあると思います。この記事では、山形市・米沢市で探究教室を運営するESTEMが、年長〜新1年生の習い事デビューについて、始め方のステップと気をつけたいポイントを解説します。

この記事の要点

  • 習い事に「正解の始めどき」はない。年長〜小学校低学年で始める家庭が多いと言われるが、大事なのは年齢より本人の「やってみたい」
  • 低学年までは技能の上達より、「楽しい」「できた」の体験を積むことが最優先。いろいろ試す時期と割り切ってよい
  • 入学前後は生活リズムが激変する時期。新生活に慌れるまでは詰め込まず、小さく始めるのが失敗しないコツ

習い事はいつから?——「年齢」より「サイン」で決める

「習い事は何歳から始めるのがいいですか?」は、私たちが保護者の方から最もよくいただく質問のひとつです。実際には年中〜小学校低学年のあいだに最初の習い事を始めるご家庭が多いと言われますが、これはあくまで「多い」というだけで、その年齢に始めなければいけない理由はどこにもありません。

年齢の代わりに見てほしいのが、お子さんの「やってみたい」のサインです。たとえば次のような様子です。

  • お友だちの習い事の話を聞いて「わたしもやりたい」と言った
  • テレビや絵本で見たことを、家で真似して遊んでいる
  • 特定の遊び(お絵かき、ブロック、水遊び、虫探しなど)に、時間を忘れて没頭している

こうしたサインが出ているものは、習い事につなげたときに続きやすく、伸びやすいです。逆に、サインがまだ何もない状態で親が先回りして決めてしまうと、「やらされる習い事」になりがちです。まだサインが見えないお子さんについては、焦る前にコラム「『うちの子、好きなことがない』は心配いらない|興味の育て方を解説」を読んでみてください。「好き」は探させるものではなく、体験のなかで出会うものです。

年長〜低学年の習い事で大事なのは「上達」より「楽しい」

この時期の習い事について、ひとつ心に留めておいてほしいことがあります。年長〜小学校低学年の習い事の目的は、技能の上達そのものではなく、「楽しい」「できた」という体験を積むことだということです。

この時期の子どもは、上手になるより先に「好きになる」ことが大切です。楽しかった経験、できて褒められた経験は、「新しいことをやってみるのは面白い」という感覚——のちのち勉強を含むあらゆる学びを支える土台——を育てます。逆に、早くから上達を求められてつらい思いをすると、その分野ごと嫌いになってしまうこともあります。

だからこの時期は、ひとつのことを極めさせようと気負わなくて大丈夫。いろいろ試して、合うもの・好きなものを一緒に探す時期だと割り切ると、親も子もぐっとラクになります。試してやめるのは失敗ではなく、わが子を知るための試行錯誤です。

失敗しない習い事デビュー|4つのステップ

ステップ① ふだんの遊びから「反応するもの」を観察する

体を動かすのが好き? 手先を使う遊びが好き? 歌や音に反応する? 「なんで?」とよく聞いてくる?——ふだんの遊びの様子は、習い事選びの一番のヒントです。1〜2週間、意識して観察してみると、意外な傾向が見えてきます。

ステップ② 候補を2〜3個にしぼり、子どもと一緒に見る

観察をもとに候補をしぼったら、教室のホームページや動画をお子さんと一緒に見て、「これ、やってみたい?」と聞いてみましょう。この段階で本人が乗り気にならないものは、無理に進めなくて大丈夫です。「自分で選んだ」という感覚が、あとあとの続きやすさに大きく効いてきます。

ステップ③ 必ず体験・見学に行く

山形市内の教室は、ほとんどが無料または低額の体験を受け付けています。体験で見るポイントは、内容よりも「先生と子どもの相性」「教室の雰囲気」「帰り道に本人が自分から話すかどうか」の3つ。詳しいチェックポイントはコラム「山形市の小学生の習い事|後悔しない選び方5つの視点」で解説しています。

ステップ④ 「まず3か月」と期間を決めて、小さく始める

始めるときに「まず3か月やってみて、続けるか一緒に決めようね」と期間を区切っておくと、親も子も気持ちが軽くなります。道具一式をそろえるのは、本人の熱が確かめられてからで十分。最初は週1回・1教室から始めて、生活が回るかを確かめましょう。

入学前後ならではの注意点

年長の春〜小1の1学期は、子どもにとって人生最大級の環境変化の時期です。この時期特有の注意点を3つだけ挙げておきます。

  • 新生活の疲れを甘く見ない:入学直後の子どもは、学校に通うだけで想像以上に消耗しています。4月に無理に始めず、生活リズムが落ち着く5月〜夏ごろからのスタートでもまったく遅くありません
  • 送迎と曜日は「親が続けられるか」で確認する:山形は車での送迎が前提になりがちです。仕事や下の子のお世話と両立できる曜日・時間・場所かを、始める前に現実的にシミュレーションしておきましょう
  • 放課後の全体設計で考える:学童を利用する場合は、学童と習い事の曜日の組み合わせ、お迎えの動線まで含めて考えると失敗がありません。友だちと遊ぶ時間・ぼーっとする時間も、子どもには大切な栄養です

「何を習わせるか」迷ったら——最初の習い事こそ「興味を広げる」タイプという考え方

ここまで読んで、「観察してみたけれど、結局どれが合うのか決めきれない」という方もいると思います。そんなご家庭にお伝えしたいのが、最初の習い事は「ひとつの技能を磨く」タイプではなく、「いろいろな世界に触れて興味を広げる」タイプから始めるという考え方です。まだ何が好きかわからない時期に、ひとつの種目に決め打ちする必要はありません。先にいろいろな分野を体験して「好き」の方向が見えてから専門の教室に進んでも、まったく遅くないのです。

私たち探究教室ESTEM(山形市本町・やまがたクリエイティブシティセンターQ1内/米沢市金池)の低学年体験コース(小1〜3年生)は、まさにこの「最初の習い事」のためのコースです。科学・アート・ものづくり・お金・映像など毎月変わるテーマの授業で、子どもたちは五感を使ってさまざまな分野の面白さに触れ、自分の「ちょっとやってみたい」を見つけていきます。月額13,000円(税込)で入会金・教材費はかからないので、「まず3か月」の小さなスタートにも向いています。教室の考え方はESTEMについて、コースの詳細は授業コース・料金プランをご覧ください。

よくある質問

Q. 幼児のうちから始めたほうが、やっぱり有利ですか?

A. 分野によって早期に始める利点はあるものの、「早いほど有利」と一概には言えません。早く始めても本人が楽しめていなければ続きませんし、小学生から始めて夢中になった子が、あっという間に追いつくのはよくあることです。年齢よりも「本人が楽しんでいるか」のほうが、はるかに確かな予測材料です。

Q. 人見知り・恥ずかしがりの性格でも大丈夫でしょうか?

A. 大丈夫です。むしろ、家庭と学校以外に「安心できる第三の場所」を持つことは、人見知りのお子さんにとって大きな財産になります。ポイントは、少人数で先生の目が届く教室を選ぶことと、初回は見学だけ・親と一緒に参加など、スモールステップで慌らすこと。体験のときに先生へ性格を伝えておくと、配慮してもらえることがほとんどです。

Q. 始めてもすぐ「やめたい」と言い出しそうで不安です

A. 低学年のうちの「やめたい」は、多くの場合、挫折ではなく探索の一部です。始める前に「まず3か月」と区切っておく、やめたい理由を聞いて一時的な疲れか根本的なミスマッチかを切り分ける、やめるときは「試したからわかったね」と締めくくる——この3つを押さえておけば、やめること自体がマイナスにはなりません。

Q. 費用はどれくらい見ておけばいいですか?

A. 山形市内では月謝5,000円〜15,000円程度の教室が多い印象ですが、大事なのは月謝より「入会金・道具代・発表会費まで含めた年間総額」で確認することです。体験のときに「1年間でかかる費用の総額」を聞いてみましょう。詳しい費用チェックリストは習い事の選び方のコラムにまとめています。

まとめ|焦らなくて大丈夫。「やってみたい」が最高の始めどき

最後にポイントをまとめます。

  1. 習い事に「正解の年齢」はない。周りと比べず、本人の「やってみたい」のサインを待ってよい
  2. 低学年までの目的は上達ではなく、「楽しい」「できた」の体験を積むこと
  3. 観察→候補しぼり→体験→「まず3か月」の4ステップで小さく始める
  4. 入学前後は生活の激変期。4月に焦らず、慌れてからのスタートで十分

習い事デビューは、お子さんが家庭と園・学校以外の世界に初めて出会う入り口です。完璧な選択をしようと気負わず、親子で一緒に「好き探し」を楽しむつもりで始めてみてください。

「何を習わせるか決めきれないから、まずはいろいろな分野に触れさせたい」という方は、探究教室ESTEMの授業をぜひ一度見学・体験してみてください。山形校・米沢校ともに、ご相談を随時受け付けています。

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