「はるたいる」は探究教室ESTEMの中高クラスの子どもたちが発明したボードゲームです。
時には協力し、時には戦いあいながら、自分のタイルを置いて領土を広げていく、非常に奥深いゲームです。
しかし、ルールは簡単、サイコロを振って自分のコマを動かし、タイルを置いたりスペシャルカードを使ったりするだけ。
小学生から大人まで、飽きることなく楽しめますので、ぜひ遊んでみてください!
ボードゲーム発明開始!
米沢にある探究教室ESTEMは、自分で企画を考え実行する力を育む教室です。2021年7月から9月にかけて「ボードゲーム発明体験」という授業の中で、新しいボードゲームを開発していきました。ボードゲームジャーナリストの方にも来ていただいて世界のボードゲーム事情を教えていただきつつ、、ボードゲームの面白さがどういったところにあるのか考えていきました。
難航したテーマぎめ、しかし
私達の通う中高生クラスでは、文房具をテーマに開発を進めましたが、難航。消しゴムや鉛筆など、書いたり消したりする要素を残しつつ、何度も作り変えていった結果、当初のテーマからは離れていきました。しかし、その分、あまり見たことのない、それでいてわかりやすい、世界に通用すると思えるような非常におもしろいゲームを作ることができました。
クラウドファンディングに挑戦!
そこで、製品化していきたいと、クラウドファンディングにも挑戦しました。みんなでチラシを作ったり、駅や図書館などにチラシを配りに行ったりして、2022年1月に目標の50万円を達成することができました。出資者の皆様、本当にありがとうございました。
苦労の末、完成!!
その後、ルールの改善や素材の選定を進めていきました。ボードを木の板にするために、山形県工業技術センターさんにもご協力いただき、レーザーカッターを試してみたりもしました。しかし、金額面の問題から現実的にできるところを模索し、ボードの素材やサイズ、タイルなどの調査を進めることに非常に時間がかかってしまいました。しかし、毎週のように進めていき、2022年12月ごろにようやくボードゲーム「はるたいる」が完成しました。