ESTEMに通う小学生が発明したゲーム
つなげて連想絵しりとり
ゲームの紹介
50枚のカードを2~4人に分けて配っていきます。それぞれのプレイヤーはトランプゲームの「スピード」のように、手元に4枚のカードを手札として並べておきます
最初にじゃんけんをして勝った二人が、「いっせーのせ」と言って山札から一枚表にして場に出します。場に出したカードの絵から連想した言葉につながるよう、自分の手札のカードの絵から選んで場に出していきます。カードを出すのは早いものがちです。思いついた人からどんどん出していきましょう。
1枚のカードには4つの絵が描いてあります。しりとりをするときは、どの絵から連想した言葉でも構いません。前の人が言った言葉につながっていなくても、新しく絵から連想した言葉がつながっていればOKです。そのため、「ん」で終わる言葉を言ってしまっても、負けにはなりません。
一番最初にすべてのカードを出した人が勝ちです。
このゲームは難しいですが、小さい子どもが言葉を覚えていくのにも役に立ちます。また、中高生など上の学年では、できるだけ難しいことをいって「芸術点」を競おうという遊び方もされています。(例えば、砂漠の絵で「タクラマカン砂漠」と言ったり、森の絵を見て「木を隠すなら森の中」と言ったり!)
ゲームが生まれた経緯
このゲームは、当時小学生だった「ゆきまろ」くんが発明しました。「しりとり」をテーマにしたゲームを作ってみたいということで発想し、ルールの洗練を続けていきました。絵しりとりにしてみようとなってからは、実際に絵でしりとりをしてみましたが、なかなか絵でしりとりを続けていくことは難しく、難易度の高いゲームになってしまいました。
そこで、一枚の絵から手札の中の絵を選んで出す形になっていきました。娯楽性を高めるために、一時期は絵カードを並べていくためのフィールドを作ったりもしましたが、最終的にシンプルにしようという話になり、現在の形になりました。
発明したボードゲームを製品化しよう!とクラウドファンディングに挑戦し、実際の製品開発に取り組んでからは、ESTEMのスタッフと一緒に絵を選んだり、デザインを考えたりしていきました。「いらすとや」さんの温かい協力もあり、「いらすとや」さんの絵を使わせていただく形で製品ができていきました。