「自分でもアニメーションをつくってみたい!」
そんな思いを形にするため、9月から10月にかけて、山形国際ドキュメンタリー映画祭と探究教室ESTEMが連携し、中学生向け「コマ撮りアニメ制作ワークショップ」を開催しました!
参加してくれたのは、学校も学年も異なる3名の中学生。ガンダム、レゴ、手描きイラストなど、自分の好きなものを題材に、世界に一つだけのアニメーション制作に挑戦しました。
たった3分のアニメに、写真が1,800枚!?
皆さんは「コマ撮りアニメ」を知っていますか?
人形や物を少しずつ動かしながら写真を撮り、それを連続して再生することで、まるで生きているかのように動かすアニメーションの技法です。
今回の目標は、1秒間に10枚の写真を使って、約3分間の映像をつくること。つまり、必要な写真はなんと1,800枚!
最初は「そんなに撮影できるの?」と不安そうだった参加者たち。しかし、スマートフォンやタブレットでも使えるアプリ「Stop Motion Studio」を使って撮影を始めると、少しずつ動き出すキャラクターたちに夢中になっていきました。
「次はこんな動きをさせたい!」「ここに煙を入れたら面白そう!」
撮影を進めるほど新しいアイデアが生まれ、いつの間にかシャッターを押す手が止まらなくなっていました。

「もっとつくりたい!」で、予定を1回延長!
今回のワークショップで特に印象的だったのは、子どもたちの制作に対する熱量です。
当初は全5回の予定でしたが、撮影に夢中になった子どもたちから「もっと制作を続けたい」という声が上がり、急きょ1回延長することに!中には、ワークショップの開催日以外にもESTEMの自習室を利用し、撮影に取り組んでくれた子もいました。
撮影後は、無料で使えるデザインツール「Canva」で映像を編集。BGMや効果音、文字などを加えて作品を仕上げていきました。
今回教えたのは、アプリの基本的な使い方や撮影・編集のコツが中心です。それでも、子どもたちは自分で機能を調べたり、新しい表現方法を試したりしながら、どんどん技術を身につけていきました。
「つくりたい!」という気持ちが、子どもたちの学びを大きく動かしていたことが印象的でした。
「見るのが好き」から「つくるのが好き」へ
参加者の保護者の方からも、嬉しい感想をいただきました。以前からガンダムのコマ撮り動画を見ることが好きだったお子さんが、今回自分で作品をつくったことで、動画や画像の編集にも興味を広げてくれたそうです。
普段は何気なく見ているアニメーションも、実際につくってみると、そこにはたくさんの工夫や技術が詰まっていることに気づきます。そして、最初は難しそうに感じていたことも、身近な道具やアプリを使えば、自分の手で挑戦することができます。
今回の活動を通して、子どもたちが「自分にもできる!」という発見や、ものづくりの楽しさを感じてくれていたら嬉しいです。


みんなの「やってみたい!」を応援したい
映像制作やプログラミング、デザインなど、学校の授業や部活動ではなかなか経験できない活動も、世の中にはたくさんあります。
ESTEMでは、そんな子どもたちの「やってみたい!」を形にできる機会を、これからもつくっていきたいと考えています。今回のような活動に少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひ次の機会に参加してみてください!
最後に、今回参加してくれた3名の中学生が制作した、個性あふれるアニメーション作品をご紹介します!
完成作品をご紹介!
① ガンダムのアニメーション作品
ガンプラが動き出す! 迫力のバトルシーン!
お気に入りのガンプラを使って、機体同士の戦闘シーンを再現。綿を使った煙の演出や、照明・舞台装置にもこだわった迫力満点の作品です。
おさんぽ棒人間
とペンから生まれた、愉快な棒人間たち!
一枚ずつ手描きしたイラストをつなげて制作したアニメーション。ポップな音楽に合わせて、棒人間たちが生き生きと動き回る、コミカルで楽しい作品です。
今回ご参加いただいた皆様、保護者の皆様、そして、今回お声がけくださった山形市文化創造都市課の皆様、活動にご協力いただいた山形国際ドキュメンタリー映画祭の皆様、本当にありがとうございました!
