9月上旬に子供たちの学会発表に行ってきました!小学6年生の彼らにとって、研究や学会発表、飛行機、北海道、お泊り…etc. 本当に何もかもが初めて尽くしでしたね。
「研究」という言葉には、大学などの格式的なイメージを思い浮かべる方も多いでしょう。ですが、小中学生もまた、日常の中で素朴な疑問や興味を抱いています。その未だ芽吹いていない探究の種を一緒に育て、研究へと導いています。
研究が進んだ子については、現場で活躍する研究者が参加するような学会やシンポジウムなどにも参加し、全国の先輩研究者のレベルの高い着眼点や研究方法、そして何より研究者の情熱に接し、刺激を受ける機会を積極的に作っています。このような実践的な経験を通じて、子供たちは大きな感動と成長を遂げると私たちは信じています。研究経験が少ない小学生や中学生でも、研究に興味を持ち、自分で問題を発見し解決策を探究するような姿勢を培うことが、未来の社会を担う人材の育成に繋がると考えています。
8月31日(木)の学会前日、山形空港へと向かいました。機内に無事に乗り込んだ後、2人とも少し緊張していて、飛行機のちょっとした動作に興味津々でしたね笑。北海道に到着した瞬間、二人は「北海道だー!!!!」と走り回っていました笑
ホテルにチェックインした後、すぐに北海道大学の博物館へ行ってきました。子供たちはそれぞれ興味のアンテナを持っていて、私が何も言わなくても保険医療や鉱石に興味津々で展示を眺めていましたね。子供たちが探究するのに、形式ばったプログラムなんかいらないんですよね。博物館見学を経て、「大学は北海道大学がいいかも」と考え始めている子もいました。
夕食は子供たちの要望でお寿司にしました。子供達はそれぞれ自分の所持金を考えながら、「あと何皿食べれるか」と計算していました。ちょっとした算数の勉強でしたね笑。夕食後は全員で翌日の発表を想定した発表練習を行いました。どのような発表が受けてにとって分かりやすいかを議論しながら、詳しく話す練習や、1分で要点をまとめる練習を行いました。子供達は、私が指示を出さなくても自ら積極的に話し合いを始め、本番に向けてのシミュレーションを行っていました。二人の成長ぶりには、本当に驚きでした!
9月1日(金)の学会当日、子供達は緊張で前夜ほとんど眠れなかったようです。発表が始まった当初は、二人とも非常に緊張していました。しかし、途中からリラックスしてきたようで、最終的には「発表楽しかった、またやりたい」と感じてくれました。10人以上の現役研究者から貴重なフィードバックを受け、多くの方から「よく頑張った、素晴らしい」という励ましの言葉をいただきました。これが大きな自信となり、研究者としての第一歩を踏み出すことができました!!帰りの飛行機に乗った時の自信に満ち溢れ、少し安心した顔を見て、困難に満ちた長い挑戦でしたが、得られた学びと達成感は言葉で言い表せないほど大きかったと感じます。
少し大人になったような二人の今後の成長が非常に楽しみですね!!